最期は散骨 - 散骨の魅力とは
散骨(さんこつ)とは、一般には、故人の遺体を火葬した後の焼骨を粉末状にした後、海、空、山中等でそのまま撒く葬送方法をいう。
埋葬等を行う場合の手続につい墓地、埋葬等に関する法律においては、火葬した後の焼骨を墳墓に埋蔵したり、納骨堂に収蔵することについては手続が定められているが、これら以外の方法については特段の規制をしていない。
したがって、散骨については、墓地、埋葬等に関する法律の規定に反しない限りは、特段の規制はされていないこととなる。
この点に関し、平成10年6月に厚生省生活衛生局(当時)が公表した「これからの墓地等の在り方を考える懇談会」の報告書で は、「散骨が公衆衛生上の問題を生じたり、社会通念上国民の宗教的感情を損なうような形で行われるのでなければ、現行法上特に規制の対象にする必要がないというのが現在の行政の考え方であり、これは是認できるものである。」とされている。
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日本より盛んな海外の散骨事情
ブータンなど、世界の一部の地域では伝統的、あるいは宗教上の理由から、墓を作らず散骨する風習がある。近代では、墓は迷信の代物とする唯物主義の観点から散骨するケースがある。中華人民共和国の指導者は、遺体が保存された毛沢東は例外として、多くが散骨されている。墓地が個人崇拝の対象となることを避けるためである。また、墓地が聖地とならないように、あるいは墓が暴かれないないように散骨するケースもある。
散骨と「はなさかじいさん」の関係は?
日本の民話「はなさかじいさん」においては、犬の遺灰をまくことで枯れた木に花が咲くという描写があります。
以下、はなさかじいさんの説明です
心安らかで堅実に暮らす心優しい老夫婦が、一匹の白い仔犬を拾いわが子同然にかわいがって育てます。
あるとき犬は畑の土を掘りながら「ここ掘れワンワン」と鳴き始めたので、驚いた老人が鍬で畑を掘ったところ金貨(大判・小判)が掘り出され老夫婦は喜んで近所にも振る舞い物をします。それを妬んだ隣人夫婦は無理やり犬を連れ去り、財宝を探させようと虐待した上、期待はずれのガラクタが出てくると逆上し、犬を殴り殺し飼い主夫婦にも悪態をつきました。
わが子同然の犬を失って悲嘆にくれる夫婦は、犬の死体を返してもらい庭に墓を作って雨風から犬の墓を守るため木を植えました。
その木が大きくなったころ、夢に犬が現れて臼を作るように助言する、夫婦が臼を作ると餅をつくたびに財宝があふれ出ました。
再び隣人夫婦は難癖をつけて臼を借り受けるが、出てくるのは汚物ばかりだった為、怒って臼を叩き割り燃やしてしまいます。
夫婦は灰を返してもらって大事に供養しようとするが、再び犬が夢に出てきて桜の枯れ木に灰を撒いてほしいと頼み、その言葉に従ったところ花が満開になりたまたま通りがかった大名が感動して老人をほめて褒美を与えました。
やはり隣人夫婦がまねをしますが、花が咲くどころか大名の目に灰が入り、悪辣な隣人は無礼をとがめられて罰を受けるというお話です。